AI活用の詐欺が巧妙化・高度化、Whoscallが「2026年 AI詐欺トレンド予想」発表

電話・ネット詐欺対策アプリを展開してダウンロード数1億超のWhoscall(フーズコール)は「2026年 AI詐欺トレンド予想」を2月17日に発表した。生成AIの急速な進化で詐欺は声や顔、話し方まで本人そっくりに再現して「疑うこと自体が難しい」段階に入っている。海外で先行して拡大する詐欺手口とWhoscall独自の分析をもとに、2026年に日本でも増加が予測されるAI詐欺トレンドを以下の4つに整理した。
第1は、SNSや留守番電話の音声素材から本人そっくりの声を生成する「AI音声詐欺」。子供の声で「事故に遭った」と偽装したり、上司の声で偽の指示を出したりする手口がある。第2は、AIで生成した偽の顔画像・動画や身分証を用いて、銀行やキャッシュレスサービスの本人確認(eKYC)を突破する「ディープフェイク本人確認詐欺」。海外では偽の本人確認で作成した銀行口座が投資詐欺やマネーロンダリングの受け皿として悪用されている。
第3は、企業の公式サポートを装って認証コードやクレジットカード情報を盗み取る「AIカスタマーサポート詐欺」。生成AIの進化で丁寧な敬語や専門用語を自然に扱う音声・チャット応対が容易に生成できるので、本物と見分けがつかないレベルの偽のカスタマーサポートを作れる。第4は、ターゲットの選定から偽サイトへの誘導、偽文章や偽サイトの生成まで、詐欺のプランニング・実行・回収のプロセスが自動化され、高速化と大量生産が(…続きを読む)。
