特殊詐欺急増 見知らぬ番号からの国際電話には注意を 警察庁

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特殊詐欺急増 見知らぬ番号からの国際電話には注意を 警察庁

 国際電話の番号を相手に通知する手口の特殊詐欺が、ことし8月までに去年の同じ時期の80倍以上に急増しています。警察庁は、今後さらに増える可能性があるとして、見知らぬ番号からの国際電話には、特に注意するよう呼びかけています。

 警察庁によりますと、ことし1月から8月末までに全国で確認されている特殊詐欺の電話で通知された番号のうち、国際電話の番号は未遂だったケースも含めて2583通りで、去年の同じ時期の83倍に急増しています。

 特に7月以降急増していて、
▽7月は969通り、
▽8月は1083通り、
▽先月は29日までに2192通りの国際電話の番号が使われています。

 先月使われた2192通りの電話番号のうち、国別では、
▽国番号「+1」で始まるアメリカとカナダが最も多く1402通り、
▽「+60」のマレーシアが180通り、
▽「+44」のイギリスが57通りなどとなっています。

 さまざまな国番号を選んで相手に通知することができるスマホのアプリが悪用されているとみられ、これらの特殊詐欺の電話では、サイトの未納料金を請求する手口が74%を占め、最も多いということです。

 警察庁は、これまで詐欺に悪用されてきたIP電話の番号の対策が今後、強化されることもあり、こうした手口がさらに増える可能性があるとして、「+」から始まる身に覚えのない電話には特に注意するよう(…続きを読む)。

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