振り込め詐欺に利用され…銀行口座の名義貸した小学校教諭停職
県教委は、名義貸しした銀行口座が振り込め詐欺に使われたとして、県南の市町村立小学校の30代男性教諭を20日付で停職3カ月の懲戒処分にした。
名義貸しによる懲戒処分は県教委で初めて。県教委によると、男性教諭は昨年8月、第三者に自身が所有する二つの銀行口座の名義貸しを行い、そのうちの一つが振り込め詐欺に利用された。男性教諭の詐欺への関与は確認されていないが名義貸しの報酬として1万円を受け取ったという。
1月に勤務先の小学校に男性教諭の口座が振り込め詐欺に利用されていると連絡があり発覚。男性教諭は退職願を提出した。現在謹慎中で任意で取り調べを受けている。「お金に困っていた。（名義を）貸した時に犯罪に使われる認識はなく、名義貸しが犯罪だと思っていなかった」と話しているという。県教委は「保護者や児童生徒、県民の信頼を裏切る行為で、おわび申し上げる」（職員課）としている（…続きを読む）。