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日本人を狙う“特殊詐欺”の実態──海外拠点で何が?「これ以上思い出したくない」東南アジアで女性2人が“恐怖体験”

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日本人を狙う“特殊詐欺”の実態──海外拠点で何が?「これ以上思い出したくない」東南アジアで女性2人が“恐怖体験”

 日本国内の去年の被害額が、過去最悪の約1423億円だった特殊詐欺。東南アジアなどの拠点では日本人の個人情報が共有され、集められた“かけ子”が連絡しています。SNSで求人情報を探し、やがてインドネシアで監禁された女性2人に実態を聞きました。

■カンボジアの特殊詐欺、摘発の瞬間

「全員手を上げろ!」。現地警察の声が響きます。

 カンボジア・プノンペンの特殊詐欺拠点が摘発された瞬間の映像があります。銃を構えながら突入した警察。机には多くのパソコンが並んでいました。

 この翌日。私たちは現地当局との交渉の末、日本のメディアで唯一、この拠点の取材が許可されました。

 見た目は普通のマンションのような建物。拠点はその一室にありました。

■恋愛感情を抱かせることで接近

 拠点では詐欺の連絡をする“かけ子”が集められ、SNSなどを使って様々な国の人に接触を図っていました。

NNNバンコク支局・富永大介記者
「(パソコンの画面上には)誰かとやりとりしている形跡があります。『お互いをよく知るために写真を交換しましょう』というやりとりがあって、実際に女性の写真が送られています」

 恋愛感情を抱かせることで相手に近づき、金をだまし取っていたとみられています。この拠点では中国人とカンボジア人、合わせて65人が拘束されました。

 電話やSNSなどを利用して金をだまし取る特殊詐欺。日本国内の去年の被害額は、過去最悪の約1423億円に上っています。

■偽の警察手帳や制服の証拠品が

 別の拠点からは、日本人をターゲットにしていたことを示す証拠品が見つかりました。

富永記者
「押収された警察の制服のフェイクです」

 日本の警察の偽の制服や手帳。被害者にはどう見えるのか。地元当局から着用を許可されました。

富永記者
「詐欺をする人はこういう制服を着るほか、偽の警察手帳を使って本物のような警察を装っていたということです」

 拠点には日本人の個人情報も残されていました。「被害届」と書かれた書類には、福岡県朝倉市の住所と男性の名前がありました。これはいったい(…続きを読む)。

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