「日本で稼げる」台湾から短期滞在、特殊詐欺の受け子に 女ら逮捕

投資会社の社員を装って高齢女性から現金をだまし取ったとして、警視庁神田署は14日、台湾籍の女ら2人を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。台湾を拠点とする犯罪組織が現地で受け子を勧誘して入国させたとみられる。
逮捕されたのは無職、楊欣怡容疑者(29)ら。楊容疑者の逮捕容疑は2025年8?10月、何者かと共謀して実在する米国の投資会社の社員になりすまし、東京都千代田区に住む80代の女性から現金500万円を詐取した疑い。容疑を否認しているという。
同じグループの受け子とみられる台湾籍の女(28)も逮捕、起訴されている。
捜査関係者によると、3人は「日本旅行をしながらできる仕事がある」「捕まっても重大なことにはならない」などと誘われ、日本に短期滞在の資格で入国。詐取した金の受け取り役をしていたとみられる。
日本語を話せないため、被害者と対面する際は偽の身分証を示し、スマートフォンの翻訳アプリを使って会話をしたという。
台湾の犯罪組織は日本の企業経営者を装った偽動画を投稿サイトで配信。SNSのグループチャットに女性を誘い、「人工知能(AI)システムを活用し、昨年の収益を必ず上回る」「600%の利益を達成できると約束する」と投資を持ちかけていた。
その後、米国の投資会社社員を名乗る人物とのチャットにつながり、現金の手渡しや振り込みを求めたという。女性の被害額は総額約9500万円に上った。
相手と連絡が取れなくなった女性が神田署に相談した。同署はAIを用いて偽動画を(…続きを読む)。
