実録「ニセ警察詐欺」の手口公開 ニセ警察官との生々しいやり取り 愛知県警が「注意喚起電話」を開始

特殊詐欺の被害が急増しています。2026年1月から3月末までの特殊詐欺の被害件数は、愛知で1164件となり、2025年の約2倍です。中でも「ニセ警察詐欺」が増えているといいます。その被害を防ごうと、愛知県警がある試みを始めています。こちらの電話機にかかってきたのは。
自動音声:「愛知県警からのお知らせです」
自動音声による案内です。愛知県警は4月22日から特殊詐欺の被害が多い地域の住民や、押収した詐欺グループの名簿に名前が載っていた人などに、電話をかけて注意を呼びかけています。自動音声で呼びかけすると、電話を受けた市民が不審に思い、すぐに電話を切ってしまいそうですが。
日本音響研究所 鈴木創所長:
「女性の声のほうが聞きやすい、認識しやすいということで女性に設定しています。内容が重複しないようにシンプルに短く、それによって短い間に伝えることができる、そのように監修しました」
特殊詐欺の被害が後を絶ちません。2026年1月から3月末までの愛知での被害件数は1164件、被害額はおよそ99億円です。被害件数、被害額ともに過去10年で最悪だった2025年を、大幅に上回るペースです。
中でも今、警察が注意を呼びかけているのが「ニセ警察詐欺」です。警察官を装い電話をかけて、現金をだまし取る手口です。その手口がこちら。
ニセ警察官:
「あなた自身ね法的に資金調査を受けてしっかり協力して嫌疑を晴らしていくと聞いていますので、実際に事件についてなど私の口から詳しく説明させていただきます」
2026年1月、愛知県知多市に住む女性は、京都府警を名乗る“ニセ警察”の男から電話を受けました。女性は、”ニセ警察官”の男から、「特殊詐欺の関与が疑われ逮捕される可能性がある」と伝えられます。
偽警察官:
「まず今回の事件についてAさんのB銀行口座にて8000万円以上のやりとりで犯罪に関与しておりました。Aさんの場合2つの項目でこの口座使用されていたんです。1つは資金洗浄用口座。もう1つは特殊詐欺の受け取り用口座として使われていて、Aさんの口座にお金を振り込んでしまった人が現にいます。これはだまされて振り込んだんだと思いますけど、Aさんのキャッシュカードにお金を振り込んでしまった人がいる。この資金調査はもちろんAさんの資金に違法性がなければ、資金証明書が発行されます。Aさんのような容疑をかけられている人が200名以上います。もちろん他の容疑者の人たちも現在捜査に入っていますが、そのうえでAさんが(…続きを読む)」。
