SNS詐欺の被害者が語る「1か月ぐらいメロメロにされた」巧妙なニセサイトに若い女性も登場 実態は?

「インスタグラム」や「TikTok」など多くの人が利用しているSNS。ただ、これを悪用した詐欺が後を絶ちません。
番組はSNSの広告から偽の投資サイトに誘導され、数十万円をだましとられた男性に取材することができました。話を聞くと、巧妙な手口が明らかになってきました。
■詐欺被害男性
「最初怪しいと思ってやってたのに、なんでこんなにのめり込んだんやろうと思って…」
投資詐欺にあった一部始終を話してくれたのは福島市に住む男性(50代)です。きっかけは、3月中旬に何気なく開いたSNSの広告でした。
■詐欺被害男性
「TikTokの「儲かりますよ」という広告、そこからLINE登録」
SNSからLINEに誘導され、株の投資をすすめられます。最初は詐欺の可能性を疑っていたといいますが…
■詐欺被害男性
「お試しどうですかといって、詐欺師グループが作ったのであろう投資サイトがある」
誘導されたのは株などを取り引きできる「KFG」という架空のネット証券でした。さも、実在するかのように作られていて、男性も信じてしまいました。
■詐欺被害男性
「指示された銘柄を購入して売却してってやると、10万円を元手に数千円の利益が表示された」
購入した銘柄は実在する会社の名前で、利益を示す数字はどんどん増えていきました。
いつしか、警戒心が薄れた男性は指示されるがままに合わせて30万円を振り込みました。ただ、やり取りの中で違和感を覚えることもあったと言います。
■詐欺被害男性
「個人の口座に振り込んだなと。なんとか証券とかじゃなくて○○○○さんという口座に振り込んでなんかおかしいなと」
男性は不安を感じながらも投資を続けます。そこにはある訳が…
『髪を洗って、これからおいしいものを食べに行こうと思っています。今日はどのように過ごされる予定ですか』
LINEで男性に投資を勧めてきたのは若い女性。「いけだ さちこ」と名乗っていました。投資の勧誘のほか、親しいメッセージを毎日、送って来たといいます。
■詐欺被害男性
「一か月ぐらいメロメロにされた。親切にやり取りされて、いかがお過ごしですかみたいな」
巧みな言葉を信じて投資を続けた男性ですが、さらに高額な入金を誘われ、取引サイトのURLを検索で確認したところ…
■詐欺被害男性
「詐欺の可能性が高い、まずは警察に相談してと出てきて」
警察に相談した結果、詐欺だとわかり…男性は、30万円をだまし取られてしまいました。
このようなSNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺は年々増加していて、県警のまとめでは2025年の1年間で140件発生しています。その被害額は過去最多の21億円あまり。
接触手段はSNSや「マッチングアプリ」など様々ですが、その後、9割以上の被害者がLINEに誘導されているといいます。その手口は日々、巧妙化していて、警察も注意を呼びかけます。
■県警本部 生活安全企画課 津田智宏さん
「いかにも自分が投資して、どんどん利益が増えていると見せかけて、どんどん振り込ませて、いつしか音信不通になる」
「完全な偽物ではなく、実在する名称などを使っているのでだまされやすい」
被害にあう人の年齢層が広いこともSNS型投資の特徴(…続きを読む)
