“闇金融”で違法利益10億円か SNS使った新たな手口とは 福岡
先日、福岡県警が「闇金グループ」を摘発しました。
違法に得た収益は、実に10億円にのぼるとみられているんですが、これほどまでの巨額の金を、一体どうやって得たのか?
取材を進めて見えてきたのは「手軽さ」を売りにする新たな「闇金の手口」でした。
◆記者リポート(10月28日の映像)
「石橋容疑者が出てきました。検察庁に送られます」
フードで顔を隠す男。
10月28日、福岡県警が出資法違反の疑いで逮捕した福岡市東区箱崎の、石橋聖二容疑者(58)です。
石橋容疑者が生業にしていたとされるのが、いわゆる「闇金業」。
警察によりますと、石橋容疑者は2021年、県内に住む30代の男性ら3人に、計約69万円を貸し付け、法定金利の40倍から140倍に当たる利息を繰り返し受け取った疑いが持たれています。
石橋容疑者の他に逮捕されたのは、男3人。
この闇金グループの口座には、9年間で約22億円が入金されていて、うち利息分として、10億円にも上る違法な利益を得ていたとみられています。
石橋容疑者のグループから金を借りた債務者は、全国で4000人いるとみられています。
一体、これだけの人数とどうやってつながったのでしょうか?
そのキーワードとなるのが、「#個人融資」です。
警察によると、石橋容疑者の活動の場は「SNS」だったといいます。
ツイッター上をのぞいてみると(…続きを読む)。
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